読書のハナシ
読書のハナシ
この記事は PySpa Advent Calendar 2024 の 23 日目の記事です。
昨日は takuan_osho のお話でした。
こんにちは、私です。
今年に入ってから本を読み始めたのでその話を書こうかと思います。
今年のベストセラーのひとつ「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」という本が話題になりました。 職業柄、技術書ならばそれなりに読むことはあるのですが、年を重ねるにつれなんだか読みづらいなと思うことが増えてきました。
読みづらい、読み続けられない要因は幾つかあって
- 老眼が進んでメガネを外さないと読めない
- 読んでるつもりだが、目が滑ってどこを読んでいたか見失うことがある
- 読んだ内容が残らない
- 飽きる
などが主な要因だと思います。
特に中年になると、自身の能力の衰えに老眼も重なってどんどん読みづらくなってきます。 年相応な面もあるとはいえ、技術書も読みづらいとなってくると、流石に問題だなと思いリハビリも兼ねて今まで読もうと思って読んでなかった小説などを読み始めることにしました。
以前から本屋大賞や「このミス」などで面白そうな本はチェックしていましたが、そのほとんどが読めていませんでした。 図書館の利用券をさっそく作り、借りれるものから読んでいくことにしました。 読みたい本でも人気のものは予約が数百人待ちなので読めてないです。
今年読んだ本の一部です。 賞をとったものや賞候補にあがったものなど割りとベタなものを読んでいます。
- 火車 宮部みゆき/著 (カードで破産したであろうやべー奴の話)
- 正欲 朝井リョウ/著 (水フェチのやべー奴の話)
- 黒牢城 米澤穂信/著 (荒木村重はやべー奴だって話)
- 方舟 夕木春央/著 (オチがやべー話)
- 同志少女よ、敵を撃て 逢坂冬馬/著 (ラストの失速感がやべー話)
- 流浪の月 凪良ゆう/著 (よくよく考えたらやべー奴の話)
- テスカトリポカ 佐藤究/著 (川崎ヤバいの話)
- #真相をお話しします 結城真一郎/著 (いろんなヤバい奴が出てくる話)
- 向日葵の咲かない夏 道尾秀介/著 (主人公が一番やべー奴だったっていう陰鬱な話)
その他一緒に技術書なども借りて読んでいます。
「偽情報戦争 あなたの頭の中で起こる戦い」などは最近の国内の動きとも合わせて見ると納得する内容でした。
そして、今年一番面白かった本はというと「エレファントヘッド」です。
前々から気になっていた作家さんで、幾つかの本は予約候補にあげていたのですが、たまたま先に借りれたのが「エレファントヘッド」でした。 同作家の作品「名探偵のいけにえ」も良かったのですが、個人的にはこちらを推したいと思います。 ネタバレしない程度に内容を書くのも難しいのですが、特殊設定下における多重解決ミステリといった内容です。 まあその設定が特殊で個人的には面白かった、良かったなと思いました。 読み終わった後、考察したくなるような複雑さがあり、それが余韻として残ったのが印象に残る原因だったのかも知れません。 謎解き部分のこじつけ感はいろいろ意見があるかと思いますが、設定が良いの一言に尽きると想います。 ただグロ耐性が必要など、万人向けではなく好き嫌いは綺麗に分かれるかなとか想います。
狂人が主人公でバッドエンドなものが好きであればオススメできるかなと思います。
来年も読書を継続していければと思います。
明日はお待ちかね @ymotongpoo です。